家族の形や暮らし方は、本当にさまざまです。

私は前職はインテリアコーディネーターとして、インテリアや注文住宅の仕事に長く携わる中で、
たくさんのご家庭の「背景」や「想い」に触れてきました。
家をつくることは、家族がこれから過ごす未来を一緒に思い描くこと。
私が担当したすべてのお客様に、ずっと幸せに暮らしていただきたい──その思いで仕事をしてきました。

そしていつしか、住まいや空間づくりと同じように、
“将来の安心を整えること”も家族にとって大切な支えになるのではないか
と感じるようになりました。

相続や遺言というと、どうしても「難しそう」「縁起が悪いから話したくない」といったイメージがつきまといます。
でも実際には、大切な人たちが困らないように、今できる優しさをカタチにするためのもの。
家族への心づかいから始まる、ごく日常に近い準備なのだと思います。

遺言書も、財産の分け方を書くだけではありません。
遺言書には「付言(ふげん)」と呼ばれる、
法的な効力はないものの、感謝の気持ちや家族へのメッセージを添えられる部分があります。

「感謝しています」「これからも支え合ってね」
という気持ちを添えることで、残された家族が前を向きやすくなります。

相続の手続きは複雑で、ひとりで抱え込むには負担が大きすぎます。
だからこそ、専門家として、
わかりやすく・丁寧に・寄り添いながら
サポートできる存在でありたいと思っています。

これからも、相続や遺言にまつわることなど、少しでもお役に立てる情報を発信していきます。
家族の未来が少しでも穏やかで、安心に満ちたものとなるよう、お手伝いができれば幸いです。


行政書士 岡部暁子
小江戸川越の「行政書士岡部あき子事務所」より、暮らしに寄り添う相続・遺言コラムを発信しています。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の相談に応じるものではありません。

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